最近日本の本屋さんでもよく見かける韓国のエッセイや自己啓発本。
韓国では若者を中心にエッセイブームで、書店でもエッセイや詩の本コーナーが大きく設けられています!
韓国の本って(特にエッセイ本)まずジャケットがとっても可愛いんですよね!
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日本の書籍にはない色味やデザイン、挿絵!思わずジャケ買いしたくなってしまいます。
内容も非常に充実したものが多く、このご時世悩み多き若者たちが、心が疲れた時に癒しを求めて手に取っているようです。
たくさんのエッセイ本が発売されていますが、その中でも日本で購入することができる、人気のエッセイ本を3冊紹介します。
韓国版と合わせて購入し、韓国語学習に使うのも◎です♪
나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)
キム・スヒョン著/吉川南 訳
私たちはみんな、ヒーローになること、特別な何者かになることを夢見ていた。だけど今では、世界どころか自分を救うことに必死な大人になってしまった。中途半端な年齢、中途半端な経歴、中途半端な実力をもつ、中途半端な大人になった私たちは、誰もが大人のふりをしながら生きている。本書には、今を生きる普通の人へのいたわりと応援を詰め込んだ。何が正解なのかわからない世の中で、誰のまねもせず、誰もうらやまず、自分を認めて愛する方法を伝えたい。
どの本屋にも置かれているのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
韓国で大ベストセラーとなったこのエッセイは日本でも大反響で、日本語版が発売されてからわずか3カ月で15万部を突破しました。
私も韓国版を持っていましたが日本語版が発売されるやいなや本屋に走りました(笑)
今の生きづらい社会での生活に疲れきってしまった自分に、優しく手を差し伸べてくれるような、そんなエッセイです。
生きているとどうしても他人と比べ、知らぬうちに他人の物差しで物事を判断したりしてしまいますよね。
このエッセイでは全ての人に理解されようとしなくて良い、他人の期待に応えない、自分基準で生きよう、自分を大切にしようというメッセージが込められていて、読んでいてこれで良いんだ、今の自分で良いんだと思うことができます。
周りの目が気になってしまう方や、自信がない方、今の生活に生きづらさを感じている方にぜひ一度読んでいただきたいです!!
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마터면 열심히 살 뻔했다(あやうく一生懸命生きるところだった)
ハ・ワン著/岡崎暢子 訳
「こんなに一生懸命生きているのに、自分の人生はなんでこうも冴えないんだ」と、やりきれない気持ちが限界に達し、40歳を目前にして何のプランもないまま会社を辞め、「一生懸命生きない」と決めた著者。
東方神起のユノが空港でこの本を持っていたことから一気に有名になった本です!
会社勤めとイラストレーターのダブルワークに奔走していたある日、「こんなに一生懸命生きているのに、自分の人生はなんでこうも冴えないんだ」と、やりきれない気持ちが限界に達し、40歳を目前にして何のプランもないまま会社を辞める。
というところから始めるこの本は、「努力すれば必ず報われる」とか「会社では一生懸命やらなければいけない」と無意識に思ってしまっている私たちの常識から少し離れて考えてみることができる本です。
タイトルにつられてしまいますが、内容は実に幅広いことに触れていて、自分の凝り固まった考え方が少しずつほぐれて、違う見方ができるようになるような感じです。
そもそも「ひとりでいたい」なんていう気持ちは、結局誰かとつながっているから生まれる。無人島にひとりでいるなら、ひとりでいたいなんて思わないだろう。
ひとりの時間を望むのは、それだけ人間関係に疲れている証拠だ。
だから、ひとりの時間は必要だ。ひとりの時間は治癒の時間なのだ。
検索すればたくさんのレビューに触れられる世の中だ。確かに便利だし、失敗もうんと少なくなった。
しかし、失敗が減った分だけ、楽しみも減ったような気がする。
自分が選ぶ楽しさ、未知のことが教えてくれる楽しさのことだ。
タイトルとポスターに一目惚れして、勢いだけで映画館で鑑賞した映画の数々。初めて町をぶらぶら歩き、地味ながらも端正な看板にひかれて入った立ち飲み屋。内容もわからないまま、装丁が気に入って手にした見知らぬ作家の本。
結果的に最高の選択でなかったとしても、そうやって選んだものはひときわ記憶に残り、ほっこりさせてくれる。
「あやうく一生懸命生きるところだった」より
文章も、優しく、読み手に語りかけるような感じで、読んでいて癒されます。
面白かったのが、引用として村上春樹の本や、孤独のグルメの内容などが出てくるんです!なので親しみやすくさらりと読むことができます♪
少し疲れたなーと思った時や、このままで良いのか、、と悩んでいる方にオススメしたいです!
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죽고 싶지만 떡볶이는 먹고 싶어(死にたいけどトッポッキは食べたい)
ペク・セヒ著/山口ミル 訳
なんとなく気持ちが沈み、自己嫌悪に陥る。ぼんやりと、もう死んでしまいたいと思いつつ、一方でお腹がすいてトッポッキが食べたいなと思う……。
気分障害と不安障害を抱える女性が、精神科医とのカウンセリングを通して、自分自身を見つめ直した12週間のエッセイ。
発売後すぐにネットやテレビで話題となり、20代~30代の女性を中心に多くの反響がありた本書。
上で紹介した他の2冊とは大きく違うのが、著者と精神科医の二人が会話する形で進んでいく内容となっているところです。エッセイではないかも?
ついつい深く考えすぎてしまい、精神が参っていしまったり、なんでかわからないけど漠然とした不安が急に襲ってきてしまったり。。
そんな悩みに先生が優しくも厳しい言葉をくれます。
人間関係、自分自身、あらゆることに対する不安や不満を抱え苦しんだ経験のある、すべての人に寄り添う1冊となっています!
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疲れた時はエッセイ読もう
いかがでしたでしょうか?
今回は日本語版の発売されているエッセイを紹介させていただきました。
次回は韓国で人気のエッセイ(韓国語のみ)を紹介したいと思います!